(第3日目)
プラハに出発。朝8時のバスに乗ってチェコを目指します。ウィーンの郊外は畑と水力(じゃなくて風力)発電用の風車と草原がひたすら広がっていて、いかにも海外だっていう感じです。バスの中にもかなりのお客さんがいて、ドイツ語とか韓国語とか日本語(もちろん僕たち以外に日本人もいました)、チェコ語(だと思う)が飛び交っていました。バスに揺られること4時間半、ようやくチェコに到着。4時間半もの間、途中休憩もありましたけどやっぱり長い!バスは飛行機に比べて座席も窮屈なので大変だった(汗)
プラハでbachさんと待ち合わせなのだけど、本当に周りには自分の知らないチェコ語がほとんどで、なんだか不安になりました。頼りになるのはガイドだけ。言葉が分からないって言うのはかなり大変なんだなあ、としみじみ感じました。あと、地下鉄も利用しました。地下鉄のエスカレーターの流れがすごく速くて、なかなかうまく乗る事ができません。本当に急だし早いし、日本のエスカレーターとは大違いです。地下鉄もいろいろあって、普段日本でも自分は使わないので、戸惑いましたなあ・・・(汗)
結局ちょっと道を間違えた以外は、先輩に連れられてユースに到着し、bachさんにも遭えました。3人でホテルをチェックインする前に、帰りの電車のチケットを買いに行きました。そして、再びホテルに戻ってチェックイン。今回泊まったホテルは、もともと監獄らしくて、名前もPrison Hoste。確かに監獄の面影を残した造りをしていて本当に囚人になったような気分が味わえます。
かなり遅い昼食(と夕食も兼ねて)で、グラーシュをいただきました。本場もおいしかった。でも、外語祭でチェコ語科の作っていたものと同じくらいおいしかった。いよいよ観光。もうあまり時間がなかったので、とりあえず、チェコの名物カレル橋に行きました。カレル橋は、ヴルタヴァ(モルダウ)川の間に架かっている橋で、プラハ最古の橋。歩行者専用で、両側には石像がたくさん飾られています。あと、パフォーマーの人たちがいろいろやっていました。小さな管弦楽とか、ガラスに水を入れたもので音楽を演奏したり。スメタナの「我が祖国」を演奏した時には、鳥肌が立ちました。大半の人が知っているであろうスメタナはチェコを代表する作曲家。この川を見ながら我が祖国を作ったのは素晴らしいと思う。
橋を渡りきって、そのあと軽くカフェ。夜になるまで待ちました。そしてカレル橋をもう一度渡る。ライトアップされた景色はとても幻想的で、素晴らしかった。橋の途中でグラスに水を入れた楽器(?)を演奏している人がいて、ちょうどスメタナ作曲の「我が祖国」を演奏するところでした。音色が本当にきれいでした。最後に橋を渡りきって塔に登って写真を撮りました。
1日目は本当に疲れました(笑)
(第4日目)
今日はプラハ城を訪れました。トラムに乗って東門から入って行きました。お城の周辺ははやり観光客の人がとても多くて(プラハはどこにでも観光客がいましたけど・・・)にぎやかでした。昼食はカフェでサンドウィッチを食べました。ちょうどお昼の1時からMidday Concertをやっていて、それを聞きました。ピアノとフルートとビオラっていうシンプルな構成だったけど、とてもきれいでした。モーツァルトのトルコマーチも演奏していました(けど、ごまかしたと思われる所がいくらか・・・)。でも、とにかく聞いてよかったです。
聖イジー教会と聖ヴィート大聖堂もきれいでした。聖ヴィート教会の中に入って、ステンドグラスとかを見ましたけど、あれは芸術ですね。ちょうど太陽がステンドグラスを照らしていたので、よりいっそうきれいでした。
そのあとに、再びトラムに乗ってスメタナ博物館へ。ちょうどカレル橋とヴルタヴァ川の近くにあるこじんまりとした博物館でした。でも、大部分の書物がチェコ語だったので全く読めず、ちょっとショックでしたけど、いい感じ。来年はスメタナさんの「我が祖国」を定演で演奏してみようかな、と密かに考えてしまいました。
夜はユースの近くのピッツェリアでピザを食べる。Napoliっていうピザを頼みましたが、これが塩辛くて・・・(汗)いや〜もう絶対アンチョビの入ったピザは食べない(笑)
(第5日目)
早くもチェコを離れてウィーンへ。帰りは電車です。電車でアメリカ人の方がいて、ユタ州から来たということでした。とても気さくな人でした。
4時間半は本当に長かった(汗)バスよりもなぜかしんどかったし、時間も長く感じました。でも、車窓から見た景色は何物にも代え難い感じがしました。「世界の車窓から」を思い出したりしました。日本の電車から見える景色は、近代的な建物と、畑と、家と・・・まあ、あまり日本的なものが見えない(しかもトンネルが多いし)ので、もっといろいろな景色を楽しませてくれる車窓があればいいのに、と思います。そう思ったときは、新幹線じゃなくて在来線に乗れって824さんはきっというでしょうなあ・・・(汗)
ウィーンに帰ってお買い物をして夕食にウィンナーシュニッツェルを食べました。なんと、ちょうど野球のグローブを広げたくらいの大きさで、お皿からはみ出してしまってました。bachさんは「レモンがゆずに見える」って言ってましたけど、まさにその通りでした。でも、結構おいしくて、僕は普通に食べきってしまいました(笑)ぜひウィーンに行ったら行ってみてください。
そのあとは一度寮に戻って、ザッハーのザッハートルテを食す。やっぱりデザートは別腹なんですね。ほんとうにおいしかった。デーメルとザッハーだったら、やっぱりザッハーの方が自分の口には合うような気がします。ザッハーのウェイターさんが「コンニチハ」とか「アリガトウ」と日本語で言ってました。気さくな感じの方でよかったです。
その後bachさんをユースまで送って先輩と一緒に帰宅。
本当に疲れました・・・